自宅で干し芋を作りたいけど、干し方がイマイチわからない…。干したけど、カビが生えた…。という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回こちらでは、干し芋の干し方について
- どうやって干すの?
- 何日くらい干せばいいの?
- 夜も外に干しっぱなしにするの?
- 雨の日はどこに干すの?
といった疑問について、干し芋を作っている農家の私が「自宅で干し芋を干すならコレ」というおすすめの干し方をお伝えしていきます。
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自宅で干し芋を作るとき、どうやって干す?
野菜干しネットや干し網と呼ばれる、細かい網目のネットに入れて干すのがオススメです。
理由は、鳥につつかれたり、虫に触れられる心配がなくなるからです。
上の写真にある野菜干しネットは、100円ショップのダイソーにて150円で購入。
こちらは、Amazonで購入した3段型(45cm×45cm×55cm)の干し網です。
一度にたくさんの干し芋をつくるなら、3段型を購入しておいたほうが良いですよ。
ただし 新品の干し網は、化学製品のニオイが付いています。なので、使用する前に食器用洗剤で洗って一度天日干ししてから使うようにしましょう。
↑私が購入した3段型の干し網です。
開口部が広くて干しやすい。干す部分が結構頑丈で長く使えそう。といった点が気にいってます。
何日くらい干せばいいの?
写真にある平干しの干し芋なら、5〜7日が目安です。
まず片面を3日間干します。写真のようにツヤが出ている&触れてみてベタつきがなければ、ひっくり返して反対面を2〜3日干します。
干す期間については「天候・湿度・風の強さ・気温」などにより、多少差がでます。
小さいサイズのさつまいもを蒸して干した「丸干し」の場合は、7日〜10日が目安です。
丸干しは太さがあるので、平干しよりも干す日数が多くなります。
夜も外に干しっぱなしにするの?
天気が良いなら、夜も外に干しっぱなしにします。
干し芋は、太陽の光を浴びることの他に風も重要だからです。
風(空気の流れ)があると、干し芋のまわりに湿気が溜まらずカビが発生しづらくなります。
室内に取り込むのは絶対ダメ。とは言いませんが、干し芋がジュクジュクした状態で室内に干すと、カビが発生する可能性が大きくなります。
なので、夜も外に干しっぱなしにするほうがオススメです。
ただ、天気予報がハズレて夜間に雨が降ることも十分考えられます。
なので、雨が降っても大丈夫なように軒下に干す。軒下がないなら、カバーをかけるなどの雨対策が必要になってきます。
私が自宅で干し芋を干すとき、使っているのがコレ。
風を通す洗濯物カバーです。
ネットで探しまくって、やっと見つけました。
カバーの上部は、レインコートのような撥水加工の素材。側面は、風を通すメッシュ生地となっています。
雨から守ってくれるうえ風も通す。という点で、干し網にかぶせるカバーとして最適です。
↓現在、在庫切れのようです。
雨の日は、どうやって干すの?
雨の日は、室内干しがオススメです。
ただし、20°より気温が低い場所&風通しの良い場所が条件です。
この条件を満たすために私は、階段スペースを選びました。
階段スペースにある窓を少しあけ、開けた窓と干し芋に向かって扇風機で弱い風を送ります。
できれば、扇風機の反対側にある部屋の窓を少しあけて外の空気を取り入れると なお良いです。
こうすることで、室内でも湿気がたまらず カビの発生を防げます。
干し芋を作るとき 5日連続で晴れが続く日を選ぶのが基本ですが、予報がハズレて雨になってしまった場合は、この方法を試してみてください。
干し芋の干し方まとめ
- 細かい網目のネットに入れて干す
- 平干しなら5日〜7日が目安
- 丸干しなら7日〜10日が目安
- 天気が良ければ夜も干しっぱなしに(雨対策を行うこと)
- 雨の日は室内干しに(20°より気温が低い&風通しの良い場所が条件)
自宅で干し芋をつくってみた結果、上記の干し方が一番良かったです。
干し芋は、正しい干し方をしないと干してる最中にカビが発生。また、干し方が足りないと保存しているときにカビが生えやすくなります。
とくに干したての状態は注意です。週間天気予報を見て、天気が続くときを狙ってつくるようにしましょう。
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